米子移住のリアル|「空き家バンク」を宝の山に変えるプロの視点
UPDATE:2026.02.19こんにちは。一般社団法人 日本住宅政策機構です。
木曜日は、私たちが拠点を置く「地域」に目を向け、街の活性化や再生について考えています。
本日は2026年2月19日。米子市内でも少しずつ日脚が伸びてきましたが、ふと顔を上げると大山(だいせん)にはまだ美しい雪が残っており、この季節ならではの景色が楽しめます。
さて、全国的に「地方移住」や「二拠点生活(デュアルライフ)」への関心が高まる時期になりました。春からの新生活に向け、米子市へのUターン・Iターンを本格的に検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、地域再生の現場から見た**「米子市のポテンシャル」と、物件探しの主役となる「空き家バンクの現実」**について、プロの視点で解説します。
1. なぜ今、米子が選ばれるのか?(2026年の視点)
現在、首都圏や関西圏からの移住相談において、米子市が高く評価されるポイントは明確になっています。
「コンパクトシティ」の完成度
大学病院などの高度な医療機関と商業施設が中心部に集約されています。車があれば「20分圏内」で生活の全てが完結する利便性は、大きな魅力です。
交通結節点としての圧倒的なアクセス
米子鬼太郎空港、米子自動車道、JRが集結。完全テレワークではなく「週1出社」や「月1出張」が必要な層にとって、東京や大阪へスムーズに移動できる点は決定的な強みです。
手厚い子育て支援
鳥取県独自の少子化対策に加え、米子市でも保育料や医療費助成の枠組みが維持・強化されています。「住居費を下げて、その分を教育費に回したい」という子育て世帯のニーズにぴったり合致しています。
2. 「空き家バンク」は宝の山か、ガラクタか?
移住希望者がまずチェックするのが、自治体が運営する「空き家バンク」です。しかし、実際にサイトを見て**「ボロボロの家ばかりでがっかりした…」**という声をよく耳にします。
ここで専門家としてお伝えしたいのは、**「空き家バンクは『完成品』を買う場所ではない」**という事実です。
登録されている物件の多くは**「素材(現況有姿)」**です。新築マンションのようにピカピカではありませんが、その分、価格は市場価格より大幅に低く抑えられています。
ここで重要になるのが、以下の計算式です。
【空き家取得の基本公式】
物件価格 + リノベーション費用 - 補助金 = 総取得コスト
「床は沈んでいるけれど、柱と基礎はしっかりしているから、水回りを入れ替えれば新築同様になる」
「駐車場はないけれど、近隣相場が安いから別で借りればいい」
このように、「今の姿」ではなく**「手を加えた後の姿」を想像できるか**が、空き家活用の成否を分けます。
3. 機構が提案する「地域再生」のアプローチ
私たち機構は、単に空き家を紹介するだけでなく、その家が地域の中でどう生きるかをデザインします。例えば、米子市の古い町家を改修する場合、以下のような展開が考えられます。
移住者向け住宅へ: テレワークスペースを備えた、現代の働き方に合う住まいへ。
地域コミュニティへ: カフェやレンタルスペースとして、近隣住民が集える場所へ。
お試し住宅へ: 移住を迷っている人が、短期間「米子暮らし」を体験できる施設へ。
空き家は「負の遺産」ではなく、地域を変える「資源」です。特に米子市には、昭和レトロな趣を残した、リノベーション映えする物件が数多く眠っています。
4. まずは「現地」のリアルを知ることから
もし、米子市や周辺エリアでの暮らしに少しでも興味があるなら、まずは私たちにご連絡ください。
インターネット上の情報だけでは分からない、**「どこのエリアが水はけが良いか」「雪かきの負担が少ない地域はどこか」**といった、地元の生活者ならではのリアルな情報もお伝えできます。
「空き家を買って直す」という選択肢が、あなたにとっても、地域にとってもプラスになるよう、私たちが全力でサポートいたします。