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【Q&A・事例】仏壇や写真がそのままの空き家は売れる?お彼岸に直面する「実家の片付け」と残置物撤去のリアルな費用

UPDATE:2026.03.20

こんにちは。一般社団法人 日本住宅政策機構です。

本日2026年3月20日(金)は「春分の日」。お彼岸の中日にあたりますね。ここ米子市周辺でも、ご家族やご親族でお墓参りに集まられている方が多いのではないでしょうか。

当ブログの金曜日は、皆様から寄せられるリアルな「ご相談事例」や「Q&A」をお届けしています。

親族が集まるこの時期、空き家となったご実家に足を踏み入れて、「この大量の荷物、一体どうすればいいんだ……」と途方に暮れてしまう方は非常に多くいらっしゃいます。

本日は、空き家売却の最大の壁とも言える「残置物(ざんちぶつ:家の中に残された家具や日用品)」、そして扱いに悩む**「お仏壇」**の問題について、プロの視点からQ&A形式で解説します。


【相談事例】「遠方で片付けに行けない。荷物ごと家を売ってしまいたい」
■ 相談者:Eさん(60代・県外在住)

米子市にある実家を相続したEさん。ご両親が亡くなった当時のまま、タンスの中の衣類から、食器、布団、さらにはご先祖様の「お仏壇」や「遺影」まで手付かずで残っています。

遠方に住んでおり、片付けに通う時間も体力もないため、「家の中身ごと、すべて引き取ってくれる業者に安くてもいいから売りたい」とご相談に来られました。


💡 「実家の片付け・残置物」に関するQ&A
Q1. 荷物がそのまま(現況有姿)でも、家は売れるの?
A. 売却自体は可能ですが、査定額から「高額な撤去費用」が差し引かれます。

そのままの状態で不動産会社などの買取業者に売却することは可能です。しかし業者は、買い取った後に自社の費用で業者を手配して荷物を捨てます。その際、処分費用の実費だけでなく「手間賃(リスク分)」を上乗せして査定額から差し引くため、**ご自身で片付け業者を手配するよりも、結果的に数十万円単位で損をしてしまう(手残りが減る)**ケースがほとんどです。

Q2. お仏壇や遺影は、不用品回収業者が一緒に捨ててくれるの?
A. そのまま捨てるのはNGです。必ず「魂抜き(閉眼供養)」が必要です。

優良な片付け業者であれば、お仏壇や神棚、遺影を「他のゴミと一緒にそのまま処分する」ことは絶対に断ります。
処分する前に、お付き合いのある菩提寺(ぼだいじ)のお坊さんを呼んで「魂抜き(閉眼供養)」というお経を上げてもらうのが基本のルールです。お布施の相場は3万〜5万円程度。お寺のツテがない場合は、供養からお焚き上げまでをセットで代行してくれる専門業者を手配する必要があります。

Q3. 実家の荷物をすべて業者に捨ててもらうと、いくらかかる?
A. 一般的な戸建て(4LDK程度)で、おおよそ「30万円〜80万円」が相場です。

「えっ、そんなにかかるの?」と驚かれるかもしれませんが、現在のゴミ処分費(産廃費)や人件費の高騰により、家一軒を丸ごと空っぽにするには多額の費用がかかります。
だからこそ、「ポストに入っていた『軽トラ積み放題1万円』のチラシの業者に頼んだら、後から数十万円を不当に請求された」「山に不法投棄されて警察から連絡が来た」といった悪徳業者のトラブルが後を絶ちません。業者選びは慎重に行う必要があります。


「何から捨てればいいか」迷ったら機構へ
実家の片付けは、体力だけでなく「親の思い出の品を捨てる」という多大な精神的ストレスを伴います。ご家族だけで週末ごとに片付けに通い、半年以上かかっても終わらずに疲れ果ててしまうケースも珍しくありません。

日本住宅政策機構では、空き家の売却や活用に向けた**「片付けの順序」**からアドバイスを行っています。

売却査定に影響するもの: 残しておいた方がいいもの(状態の良い建具やレトロな家具など)の見極め

費用を抑えるための工夫: ご自身で市役所のゴミ回収に出すべきものの分類

信頼できる業者の手配: 地元の適正な一般廃棄物処理業者のご紹介

お彼岸でご家族が集まるこの機会に、「実家の片付け」について少しだけ話し合ってみませんか?
「何から手をつければいいか分からない」という段階でも全く構いません。まずは米子市の機構へお気軽にご相談ください。

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